2013年4月22日月曜日

シルク セーター黄変 古いシミ 染み抜き 実例

シルク50% 毛50%  銀糸の刺繍をあしらったセーターです。

品物が古くシミはあったけれども落とさずにしまい込んでいたそうです。

大きなシミ以外に汗によるシミが全体にまだら模様になっています。

生成りに近いやさしい黄と言って良いでしょう。
古く酸化してしまったシミです。
お客様にはしみを落とすことによって全体の色よりシミの部分が白くなってしまうのでそこにあわせたしみ抜きであることを了承して頂いてからの作業です。
全体の汗染みを落とすことと古く酸化したシミを落としていきます。
絹(シルク)と毛(ウール)の混紡で出来たものはウールのオフホワイトとシルクの光沢感の感じがとてもいい色合いを出しています。

それを損なうと光沢がない単調な色合いになってしまいます。

光沢感がなくならずに出来る限り白くならないように染み抜きをしました。

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