大人気のTHE NORTH FACE × Supremeのコラボアイテム。
このように、真っ白なロゴであった「SUPREME」ロゴプリントは、時間の経過とともにプリント樹脂自体が脆くなっていきます。
劣化が進んだプリントは、ドライクリーニング・水洗いのどちらであっても、洗浄時のわずかな摩擦でポロポロと剥がれてしまうリスクが高くなります。
「洗う・洗わない」にかかわらず避けられない経年変化
「じゃあ洗わずに着れば大丈夫?」と思われるかもしれませんが、実は着用時の汗や皮脂が付着したままになると樹脂の劣化(加水分解)が進んでしまいます。
とはいえ、大切に保管していたとしても、空気中の湿度や年月の経過によって最終的には自然と剥がれてきてしまうのがこのプリントの特性でもあります。
30年前の超激レア品でも同じ(1993年トヨタカップ非売品コートの例)
プリントの劣化は、特定のブランドに限った話ではありません。
こちらは1993年、ACミラン vs サンパウロFCのトヨタカップ会場で抽選で当たった人しか手に入れられなかったという、超激レアな非売品ベンチコートです。背中の大きな「TOYOTA CUP」のプリントを見ると、全体的にひび割れて下地が見えるほど剥がれが進んでいるのが分かります。
どんなに貴重で大切に保管されているお品物であっても、約30年という年月が経つとプリント樹脂の寿命により、このように自然と脆くなってしまいます。
ここまで劣化が進んでいると、どのような洗い方をしても洗浄時の摩擦を100%防ぐことはできず、プリントが剥がれ落ちてしまうリスクが非常に高くなります。
ご依頼いただく際のお願い
当店では状態を見極め、できる限りダメージを抑えるよう慎重に作業を行いますが、すでに劣化が進んでいるプリントの剥がれを物理的に止めることはできません。
そのため、「少しでも剥がれるなら洗いたくない」「購入時の完璧な状態を保ちたい」というご要望に関しましては、お品物の安全を第一に考慮し、誠に恐縮ですがクリーニングをお断り(ご辞退)させていただく場合がございます。
プリントの剥がれはアイテム特有の経年変化としてご理解いただき、お品物のメンテナンスでお悩みの際はお気軽にご相談ください。
