2013年4月17日水曜日

ウール 毛 (wool)についてのお話

ウールと言う字を検索していました。
参照ページ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%AB
ウィキペディアに載っていた記述で私の考えと違う事がありましたのでここで記述させてもらいます。
ウールの利点まではよかったのですが、

利点
  • 保湿性と保温性が高い。
  • しわになりにくい。
  • 他の繊維よりは燃えにくい。
  • 抗菌・消臭機能がある。
  • 空気清浄化作用。
天然素材であるウールを見直す良い点ですね。
次の箇条書きの部分です。赤字にします。
欠点
  • 洗うと縮む(クリーニングはウールの油分が奪われることもある)。
どんなウールのことかわかりませんが 
ウールのセーター ウールマークの付いたコート、スーツなど水で洗うことは可能です。
洗うという表現方法でしょうか? 洗濯機で普通にガラガラまわせば縮むのは確かです。
また完全に濡れた状態でタンブラー式乾燥機に入れれば縮みます。


  • クリーニングはウールの油分が奪われることもある。
油でなく油脂ですね。
この部分はドライクリーニングのことを指していると思います。
ドライクリーニングのなかでも石油系溶剤では油脂分は奪われません
塩素系溶剤パークロルエチレンはし油脂溶解力が強いため、
油脂分が抜けて風合いを変えてしまいます。手で触るとガサガサした感じになります。
  • 擦れたり、アイロンは当て布をしないと光る。
この部分は摩擦によってすれてしまった部位が光ってしまう。(テカリ)
アイロンは高温のアイロンを直に当てると光ってしまう。(テカリ)
  • 虫の害を受けやすい。
  • 引っ張りや磨耗に弱い。
  • 人によっては触るとちくちく感じる。
  • アルカリに弱い。
洗剤のことなのでしょうか?アルカリは強弱があります。
中性に近い弱アルカリであれば大丈夫です。強アルカリで洗うことは素材にはやさしくありませんね。白いセーターならば、まだらな黄変を起こします。
  • 日光で黄変する。
現在のウールの精錬技術は発達しています。ウオッシャブルスーツなど水で洗えるものまで出来ています。
ウールに対応した洗剤も多く出来ていますので 水で洗えないといった間違えた記述が見られる
ウィキペディアという有名な事典でも間違えやすい文面があることを記しておきます。