素材はウール100%のス-パ-100を使用したパンツです。
初めてのクリーニングになります。
全体が細かなシミと汗によって汚れています。
洗濯指示タグな回りが黄色く変色しているのでわかると思います。
こちらの画像はドライクリーニングと水洗いをして全体のシワを取った状態です。
ヒップサイドです。
まずインコテックスのパンツが立体裁断である為、パンツは通常のサンドイッチプレスをしてしまうとシルエットが損なわれてしまいます。
袋状になった胴回りとヒップラインはとても綺麗に出るように作られています。
インコのセンタークリークスと呼ばれるライン取りはひざ上から前部のベルトループの外に取られています。通常のまっすぐなセンタープレスでも何とかなりますが実はヒップラインの方が大切です。
横のシルエットではわかりづらいと思います。
ヒップラインはひざ上から大きくウエスト周りの割れた部分に向かってまっすぐに伸びていきます。
この処理が出来ていないでセンタークリークスばかりに目が行ってしまうと頭隠して尻隠さずおいった具合になりとてもみっともない状態になってしまいます。
さすがにパンツ専業メーカが作り出した一品です。